1. HOME
  2. ブログ
  3. 事業・例会報告
  4. 4月例会『天心ツアーin県立近代美術館(ナイトミュージアム)』

事業・例会報告

business reports

4月例会『天心ツアーin県立近代美術館(ナイトミュージアム)』

- 於 茨城県立近代美術館 ―
平成25年4月24日

4月の例会は『天心ツアーin県立近代美術館(ナイトミュージアム)』として県立近代美術館にて、映画「天心」の松村克弥監督のトークショーと天心にかかわる作家の常設展の見学の2本立ての例会となりました。

村松監督は1963年生まれ、映画監督として、『ダーク・ラブ ~Rape~』『き・れ・い?』 『オールナイトロング イニシャルO』等の映画のメガホンをとってこられました。今回は明治を背景とする大作を意欲的に企画より手がけてこられました。

日本の近代芸術に大きな足跡を残した岡倉天心。その弟子たる若き日の横山大観の眼を通し、兄弟弟子である菱田春草・下村観山・木村武山らと共に芸術と真摯に向き合う姿や、師である天心の実像に迫ったというのが今回の映画です。
理想に燃えて設立した「東京美術学校」(現東京藝大)を追われた天心たちが辿り着いた北茨城の美しい五浦の海と、後に彼がそこに建立した「六角堂」に込めた想い。
波乱の五浦時代を中心に、傷心の天心が立ち上がってゆく姿や弟子たちとの葛藤・師弟愛を描き、世代を超え、美術・芸術の在り方だけでなく日本の未来までも問いかけているようでした。

監督の天心への思いに深く感じ入った水戸21の会の諸氏は、未完成であった『天心』の完成のために協力しようと、それぞれの方法で映画に関わっていこうと心に誓いました。

講演後、職員の皆様の配慮により、夜の美術館拝観することが出来ました。

普段より美術的なものに接する機会の少ない会員も、この日ばかりは興味深く、常設展の絵画などを鑑賞させていただきました。

こちら館内で最も高級な絵だそうです。

ナイトミュージアムを楽しんだ後は、近代美術館内のレストラン、プティ・ポワルにて、軽食にて懇親会を催しました。

この席で、松村監督よりカールスモーキー石井デザインの天心カンバッチをプレゼントしてくださいました。これは何が何でも映画を成功させなければ!

関連記事